日鉄物流株式会社 様
交替勤務の現場にも健康的な食事を――
時間帯に縛られず選べる
「筋肉食堂Office」という選択肢
健康経営や働き方改革が叫ばれる中、企業にとって社員の健康維持と職場環境の整備は、ますます重要なテーマとなっています。
とはいえ、業態や拠点の立地、勤務形態によって、実現の難易度は大きく異なります。
特に交代勤務を伴う現場や、周辺に飲食環境が整っていない拠点では、「食」を通じた健康支援そのものが難しいケースも少なくありません。
今回は、日鉄物流株式会社 和歌山支店において「筋肉食堂Office」を導入した背景や狙い、社員の反応について、導入を推進された平原様にお話を伺いました。
本コラムが社員の健康づくりや福利厚生の見直しを検討されている方にとってヒントとなれば幸いです。
導入のポイント
三交替の食事課題
三交替勤務の社員の食事がコンビニ頼りになっていた。
導入のしやすさ
管理負荷が少なく栄養設計された弁当タイプであるため導入決定。
現場での高評価
栄養だけでなく量と味も両立されていると現場社員に好評。
健康的な選択肢の定着
時間帯を問わずに利用できる健康的な食事の選択肢として定着。
会社紹介
日鉄物流株式会社
日鉄物流株式会社は、日本製鉄グループの物流機能を担う中核企業として、鉄鋼製品を中心に、原材料の受け入れから製品の保管・輸送までを一貫して手がけています。
製鉄プロセス全体を支える「ものの流れ」を担う存在として、国内外の産業活動を下支えしています。
港湾、工場構内、倉庫、輸送ネットワークを組み合わせた総合物流を展開し、現場ごとの条件に応じたオペレーションを構築できる点が大きな特長です。
安全性や確実性が強く求められる鉄鋼物流の分野において、長年培ってきた現場力と技術力を活かし、多様なニーズに応え続けています。
全国各地に拠点を持ち、24時間体制で稼働する現場も多い中で、日鉄物流は日本のものづくりを支える重要な役割を担っています。
導入の背景と効果
私は2016年に保健師として入社し、健康診断やストレスチェックの実施、社員からの健康相談など、健康管理全般を担当してきました。
2023年からは、ウォーキングイベントを全社で実施するなど、「予防」の観点から健康づくりに取り組む施策も本格化しています。
そうした中、以前から気になっていたのが「交替勤務の社員の食生活」でした。
私が管轄している和歌山支店は、社員全体の4割が三交替勤務制で働いています。
工場敷地内に事務所があるため、昼食の時間帯以外は職場周辺で食事を用意することができません。
そのため昼以降に出社する交替勤務の方が食事を購入しようとする場合、出社前にコンビニで買ってくるか、日持ちする食品を各自が持参することが当たり前の状態でした。
この状況を見て、「栄養面や健康面で不安がある」と感じるようになりました。
交替勤務という働き方そのものは簡単に変えられません。
とはいえ、「何を食べるか」については、会社として環境を整える余地があるのではないか。
そう考え、会社に対して食生活の改善に向けた取り組みが必要だと提案しました。
食生活の改善に向けて検討したのが、いわゆる「置き型社食」のサービスです。
チルドや冷凍などさまざまなタイプがありましたが、できるだけ管理コストを抑えられること、賞味期限が長いことを重視しました。
その結果、冷凍タイプのサービスを中心に比較検討することになりました。
個人的に大切にしていたのは、「栄養がきちんと設計されているか」という点です。
置き型社食のサービスには、個包装されたおかずを自由に選ぶことができるものもあります。
好きなメニューだけで食事をアレンジできるので社員には好評かもしれませんが、栄養バランスの良し悪しは個人の健康意識やリテラシーに委ねられる形になります。
保健師として、栄養が計算されたお弁当を提供している筋肉食堂Officeは安心感がありました。
会社が食事を用意する以上、最低限の健康ラインは担保したいと考えたとき、高たんぱくで低脂質という明確なコンセプトや、ワンプレートで完結する食事としての完成度の高さは魅力的です。
また、バルクアップメニューというボリュームのあるメニューもあるため、交替勤務の中心となる若い男性社員にも満足してもらえると感じました。
健康にいいだけでは、現場では選ばれません。
ちゃんと「お腹が満たされる」こと。
その両立ができる点が、筋肉食堂Officeを導入する決め手でした。
導入するにあたって2か月間のお試し期間を設けたのですが、こちらの想像を大きく上回る数がはけました。
それだけ現場に必要とされていたのだと感じています。
本契約後は次第に落ち着きましたが、交替勤務の社員を中心に着実に定着しています。
人気なのは、バルクアップ系のメニューです。
カレーや照り焼きなど、馴染みのある味がよく選ばれています。
味や量については概ね好評で、「満足感がある」という声が多いです。
ご飯が少なく感じるという意見もありますが、栄養素としては十分ですし、空腹をカップラーメンで満たされてしまうよりはずっと良いと感じています。
また、利用者は交替勤務の社員だけにとどまりません。
休日で売店が閉まっている日、残業している管理職、単身赴任や自炊が面倒な社員など、さまざまな立場の人が利用しています。
日勤で食堂を使える社員は昼食を食堂でとることが多いですが、必要な人に必要なタイミングで栄養バランスが優れた食事ができる選択肢として機能していると感じています。
SINCERE THANKS
交替勤務という働き方は、社会を支えるために欠かせないものです。
その裏側には、生活リズムの乱れや、食環境の制約といった見えにくい負荷があります。
誰が、どの時間帯に働いていても、「ちゃんとした食事」に手が届く。
その環境を整えること自体が、企業としての責任であり、投資でもある。
和歌山支店で始まったこの取り組みは、これからの健康経営を考えるうえで、ひとつの実践例になっていると感じました。
平原様、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
インタビュアー紹介
谷川 俊平(たにがわ しゅんぺい)
「筋肉食堂」ブランドマネージャー
1983年大分県生まれ。福岡大学スポーツ科学部卒業後、アスリートや芸能人が数多く通うスポーツジム「TOTALWorkout」にてトップアスリートや歌手、俳優などのボディメイクに10年間従事。2015年、おいしい料理をお腹いっぱい食べて体づくりをするレストラン「筋肉食堂」をオープン。「Tarzan」や「Number」などで連載を持ち、メディア出演多数。
